中古物件のリフォーム

中古一戸建てはさまざまな築年数のものがあります。選び方は各購入者の条件があると思いますが、住宅設備を基本に考えてみましょう。部屋数や庭付きなど建築的なものは情報誌などで一般的によく見かけますが、たまに水廻りリフォーム済みという宣伝文句をみかけます。でも、電気設備リフォーム済みという宣伝文句は見たことがありません。

 

同じ住宅設備でもキッチン、トイレ、浴室などの水廻りはリフォームされているのに給湯器や照明器具、コンセントなどは昔のままということもあります。特に電気設備はリフォームされない場合が多く、築年数が多ければ多いほど、電気設備は昔のままで最近の電気消費量の多い負荷に対応できずブレーカーが落ちてしまうことがあります。たとえば、ひと昔前のドライヤーは800Wでした。最近の流行は1200Wあります。ブレーカーは1個20A=2000Wなので、洗面台の横に乾燥付洗濯機がある場合、同時には使用できなくなります。

 

ポイントとしてブレーカーの数を見学時に見てください。部屋の数以上にブレーカーがあれば、問題ないと思いますが、大きい消費電力のものが多い部屋は同じ部屋で2個以上ある必要があります。また、分電盤を見て上下にブレーカーがありますが、消費電力の大きい部屋が片方に多いのものちのち問題を起こす可能性があります。つまり、電気設備をリフォームしている物件は住む人のことを考えているということです。

 

やはり郊外に新築一戸建てという夢は誰でも持っているかと思いますが、ある不動産会社では中古×リフォームというご提案を受けました。新築と中古戸建を比較して、中古の方が割安なのは当然です。結果として、新築にこだわった挙句、購入エリアを妥協しないで住むという利点があります。こちらのように、中古物件のリフォームを前提とした物件検索サイトもあるので、そういう選択肢もあるんだなと妙に納得させられたお話です。



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